1916年東京・日本橋生まれ。ピアニスト、音楽教育家。夫はロシア、ドイツ、アメリカ、日本で活躍したピアニスト・指揮者のレオニード・クロイツァー。 4歳からピアノをカテリーナ・トドロヴィッチ女史に師事。成蹊高等女学校卒業後1936年(20歳)に、レオニード・クロイツァーの演奏を聴いて感銘を受け、その後クロイツァーに師事。1941年(25歳)デビュー・リサイタル、東京や地方各地のリサイタルのほか、テレビ、ラジオに出演し、1990年(74歳)亡くなる直前まで、演奏活動を続けた。 また、東京藝術大学講師、国立音楽大学教授、お茶の水女子大学講師など、教育者としても活動した。研究論文『ショパンにおけるアゴーギク、テンポ・ルバート、およびペダリング』、レオニード・クロイツァー著『芸術としてのピアノ演奏』(音楽之友社)の翻訳(共訳)などの著述がある。また『ショパンリサイタル』『ドビュッシーとショパン』などのLP、CDをレコーディングした。 没後20年である2010年5月には、録音が再編集され『クロイツァー豊子メモリアル〜ショパン名曲集』として発売された。






写真:クロイツァー・豊子
     
2010 COPYRIGHT Belton Co.Ltd .All Rights Reserved.